結論:月が昼間に見えるのは「位置」と「明るさ」のバランスが理由です!

夜に見える印象が強い「月」ですが、実は日中にも空に浮かんでいることがあります。これは、月の軌道と地球の位置関係、そして月自体の明るさが関係しています。太陽ほどではないにせよ、月は昼間の青空にも負けないほど明るいため、見えることがあるのです。
月は昼にも空にいる?
「月は夜に出るもの」というイメージが強いのは、単に夜の方が見えやすいからです。しかし実際には、月は1日中、どこかの空に浮かんでいます。
ポイント
- 月は地球のまわりを約27日で1周する
- 日ごとに昇る時間が約50分ずつ遅くなる
- 昼間に月が地平線の上にあるタイミングもある
たとえば、上弦の月(半月)が見られる日は、昼の空に月が高く上っていることがあります。
昼でも月が見える2つの理由
① 月の位置と太陽の位置がズレているから
月が太陽と「反対側」にあるとき(満月)だけでなく、半分近くズレているとき(上弦・下弦の月)には、昼間でも月が空に見えることがあります。
- 太陽と同時に昇ったり沈んだりするわけではない
- 太陽の光を受けて輝く月は、日中でも十分な明るさを持つ
② 月は意外と明るい!
太陽ほど明るくはないものの、月は太陽光を反射しているので、とても明るく輝きます。大気中の散乱光(青空のもとでも)に負けずに見える明るさを持っています。
- 満月の明るさは約0等級で、かなり明るい
- 空が澄んでいて、太陽の光が直接あたらない方向なら昼間でもはっきり見える
「昼の月」が見えるおすすめの時間帯は?
月の見え方は日によって異なりますが、以下のような時間帯がおすすめです。
月の形 | よく見える時間帯 |
---|---|
新月前後 | 昼間はほぼ見えない |
上弦の月 | 昼〜夕方にかけて |
満月 | 昼間は地平線の下のことが多い |
下弦の月 | 明け方〜午前中にかけて |
特に「上弦の月」の時期は、午後に空を見上げると、青空に浮かぶ白い月を発見できるかもしれません。
子どもにも伝えたい!昼間に月が見えるって楽しい発見
子どもと一緒に昼間の月を探すことは、科学に興味を持つきっかけにもなります。
- 青空に白い月を見つけると感動する
- 「なんで昼間にあるの?」という疑問から、天体の動きに興味を持てる
親子で月の観察をして、「空って毎日変わって面白いね」と話せる時間を作ってみましょう。
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まとめ:昼の月は「特別」ではなく「日常の一部」
月が昼間に見えるのは、決して不思議なことではありません。天体の軌道や太陽の光の反射など、自然の法則が重なった結果として、私たちは昼間の青空に月を見つけることができるのです。
次に外に出るときは、空を見上げてみてください。思わぬ場所に月が浮かんでいるかもしれません。
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