✅結論:台風の目は、強い風が外に逃げて、中心に空気が集まらないから晴れて風が弱いんだよ!
台風の目ってなに?
台風が近づいてくると、強い雨や風が吹いてとてもこわいですよね。でも、天気予報で「台風の目」という言葉を聞いたことはありますか?
実は台風の中心には、「目(め)」と呼ばれるまるい部分があります。びっくりすることに、ここだけは風が弱くて、青空が見えることもあるんです!
🌤️ 台風の目は、台風の中でも一番静かで穏やかな場所なんですよ。
台風の目の広さはどのくらい?
大きな台風だと、その目の大きさは直径20キロ〜200キロメートルにもなることがあります。これは、小さな町がまるごと入ってしまうくらいの広さです。
イメージとしては、真ん中に穴があいたドーナツみたい。ドーナツの穴が「台風の目」、生地の部分が「強い風と雲」の部分なんです。
台風の目が晴れている理由とは?
どうして、台風の目の中だけ天気がよくなるのでしょう?
ポイントは、**風の動きと「遠心力(えんしんりょく)」**にあります。
台風の風は反時計回りに渦を巻いている!
日本にくる台風は、上から見ると「時計と反対向き」に回っています。この回転がすごく早くて、中心に向かう風に強い遠心力がかかるんです。
遠心力とは、車がカーブを曲がるときに外側に体が引っぱられるあの感覚。それと同じ力です。
遠心力で雲が外へ吹き飛ばされる!
台風の中心に近いところでは、風の速さがどんどん強くなるので、遠心力も強くなります。その結果:
- 中心にあった雲が外に押し出される
- 雲がなくなると、青空が見えることがある
台風の目では空気が下に降りてくる!
台風の外側では、あたたかい空気が上にのぼる「上昇気流(じょうしょうきりゅう)」が起きて、雨雲ができます。
でも台風の目の中では、なんと**空気が下に降りてくる「下降気流(かこうきりゅう)」**が発生しているんです!
- 雲ができにくい
- もし雲があっても、空気の流れで蒸発して消える
- 天気がよく、風も静かになる
台風の目とそのまわりを表でチェック!
台風の部分 | 説明 | 風の強さ | 雲の量 | 空気の流れ |
---|---|---|---|---|
外側の雨雲 | 中心から離れた、渦巻き状の雨雲 | 比較的弱い | 多い | 上昇 |
目の壁雲 | 台風の目を囲む厚い積乱雲 | 非常に強い | 非常に多い | 強い上昇 |
台風の目 | 台風の中心 | 弱い | 少ない | 下降 |
台風の目に入ったら油断しちゃダメ!
「風が弱くなった!」「晴れてきた!」と感じても、それは台風の目に一時的に入っただけかもしれません。
そしてこのあと、最も危険な「目の壁雲」が通り過ぎてきます!
- 雨風が急に強くなる
- 風の向きが反対になることもある
- 台風はまだ終わっていない!
⚠️ 台風の目が過ぎたあとは、もう一度強い嵐がやってくるので絶対に外に出ないこと!
台風の目の仕組みを知ろう!
台風の目は、強い風が外に吹き出して、中心に空気が集まらないことでできる、不思議な晴れ間です。
でも、これは一時的な静けさ。台風はとても強力で危険な自然現象です。
まとめ:台風の目を知って、安全に備えよう!
- 台風の目は晴れていても油断しない
- 雲が少ないのは、遠心力と下降気流のせい
- 台風のしくみを知ることで、自分や家族を守れる!
🌪️ 自然の力を正しく知ることが、安全への第一歩!
ぜひ、おうちの人と一緒に台風についてもっと学んでみましょう。
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